【カメラ初心者】2本目におすすめ!単焦点レンズ

初めてミラーレスや一眼レフを購入するとき、ほとんどの人がレンズキットで購入すると思います。例えば

 

カメラボディ+16-50mm (レンズキット)

カメラボディ+16-50mm+55-210mm(ダブルズームレンズキット)

 

という感じでカメラとレンズをセットで購入します。初心者モデルのカメラであればほとんどがレンズキットで販売されています。初心者でも使いやすい標準ズームレンズと望遠ズームレンズのセットが一般的で、この2本のズームレンズがあれば広角から望遠までほとんどの撮影に対応することができます。

 

上位モデルのカメラになるとレンズキットの販売がない場合があります。既存のユーザーが手持ちのレンズをそのまま使い、カメラボディだけ新しいモデルに買い替えをする場合が多いからです。

 

カメラ初心者の場合、初めてのカメラにある程度使い慣れてきたら

 

「新しいレンズが欲しいなぁ」

 

と思うことでしょう。そこで新しいレンズを購入しようとする場合、いったいどのようなレンズを購入すれば良いのでしょうか?ズバリおすすめは

 

「単焦点レンズ」です!

単焦点レンズ

 

単焦点レンズとは?

 

カメラのレンズは大きく分けてズームレンズと単焦点レンズがあります。

ズームレンズとは16-50mm、55-210mmなど焦点距離が変動するものを言います。単焦点レンズとは焦点距離が24mm、50mm、85mmなど焦点距離が固定のものを言います。単焦点レンズの特徴としては

 

◉ 背景が大きくボケる

 

一眼レフやミラーレスならではの背景ボケを大きく表現できるのが単焦点レンズの醍醐味です。美しいボケ感は写真をワンランクアップさせることができます。

 

◉ 明るくて軽量なレンズが多い

 

レンズの口径が大きく、光をたくさん取り込むことができるのでF値(絞り値)を小さくすることができます。いわゆる「明るいレンズ」と言われているものです。レンズが明るいとシャッタースピードをあげることが可能であったり、ISO感度も必要以上に上げることがないので、暗い場所でもノイズが少なく、高画質な描写で撮影することができます。

また、単焦点レンズはズームレンズと違って、レンズの構成枚数も少なくシンプルな構造になっています。軽量でコンパクトなレンズが多いのも特徴です。

 

◉ 高画質

 

レンズの中にはたくさんのガラスが重なって入っています。そのためレンズには「収差」と呼ばれる画質劣化を起こす欠点があり、その欠点である収差を補正するために複数枚のレンズで構成されています。単焦点レンズはこのレンズ構成がとても少なくシンプルなので、画質劣化を起こす収差を少なくすることができます。

 

また単焦点レンズはズームレンズと違って一つの焦点距離だけに特化しているので、その焦点に最適化されたレンズ設計ができるので高画質な写真を撮ることができます。

 

 

単焦点レンズのおすすめは?何ミリを選べば良い?

 

では自分に合ったレンズを選ぶには何ミリの焦点距離のレンズを購入すれば良いのでしょうか?それは単焦点レンズを使って「何を撮りたいか」によります。まずはレンズの焦点距離のおさらいからしましょう。

 

◉ 広角レンズ

 

一般的には35mm以下の焦点距離のものを「広角レンズ」と呼びます。画角(写真の写る範囲)が広いので広範囲のものを写すことができます。また、被写界深度(ピントの合う範囲)も深いので画面の手前から奥までピントの合った写真を撮ることができます。おもに風景撮影などに使われます。

単焦点レンズ

 

◉ 標準レンズ

 

35mm換算で50mm前後の焦点距離を標準レンズと呼びます。APS-Cセンサーのカメラに装着する場合は35mm前後のレンズになります。

この焦点距離の画角は人間の視野に近い50度ぐらいであることから、自然な遠近感の写真を撮ることができます。スナップ撮影、ポートレート、テーブルフォトなどあらゆる撮影シーンに使いやすいレンズになります。

単焦点レンズ

 

◉ 望遠レンズ

 

85mm〜中望遠、135mm〜望遠、300mm〜超望遠レンズなどに分かれます。遠くにある被写体を大きく写したい場合に有効です。背景ボケが大きく、画面の圧縮効果も高いので望遠レンズならではの表現が可能です。

スポーツ撮影や、飛行機、月の表面、野生動物など被写体に近づけないシーンで望遠レンズを使います。

単焦点レンズ

単焦点レンズで写真が上手くなる?

 

ズームレンズと違って画角が固定されるので「もっと近づいて撮りたい」とか「もう少し離れて撮りたい」という場合、自分の足で動いて調整をする必要があります。

使い続けることで画角の感覚が身についてくるので、構図作りの勉強に役立ちます。

 

キットのズームレンズにはないF1.4やF1.8など明るいレンズが多いので、開放で撮影をする場合は被写界深度が浅くなるため、ピント合わせがとてもシビアになってきます。最初はピント合わせの練習が必要になります。また単焦点レンズは背景が大きくボケることから背景処理が難しくなります。

 

構図作り、ピント合わせ、背景処理の仕方など単焦点レンズを使うことによって自然と身についてくるので写真の腕が上がることは間違いないでしょう。

 

何を撮りたいのか明確にすることで広角、標準、望遠と3種類からどのレンズにするかある程度絞り込みましょう。もし何を撮りたいのかはっきりしていないなら、まずは50mmあたりの標準レンズから挑戦してみてください。いろんなシーンに対応するし安価なレンズが多いので手に入れやすいと思います。ぜひ2本目のレンズに単焦点レンズを選んで挑戦してみてください。

 

関連記事:明るいレンズとは?どんなメリットがあるの?

 

 

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