カメラのセンサー汚れ?黒い点の正体は?簡単クリーニング!

撮影した写真を見ていて黒い点が写り込んでいたことはありませんか?飛んでいる虫が写り込んだのかな?と思うこともあるでしょう。せっかく大傑作が撮れたのに黒い点がいっぱい写り込んで台無し、という悲しいことにならないために、今回はセンサー汚れのチェックの仕方、クリーニング方法などを詳しく解説していきます!

センサーゴミ

カメラの大敵!黒い点はホコリの写り込み

レンズ交換式カメラはカメラのボディ内にホコリが入り放題です。特にミラーレスではレンズを交換する時にカメラ側のイメージセンサーがむき出し状態になります。これではいくら気をつけていても必ずどこかでホコリはついてきます。

 

写真に黒い点や糸くずのようなゴミがついていたらセンサーの汚れか、レンズの後ろ玉にホコリや汚れがついている可能性があります。レンズの場合はカメラからレンズを取り外し、ブロアーでホコリを吹き飛ばしてから、レンズ専用クリーナーや専用クロスで拭いてみましょう。それでも変わらず写真にゴミが写り込むようならイメージセンサーの汚れである可能性が高いです。

センサーゴミ

カメラのセンサー汚れを確認する方法

まずは自分のカメラのセンサーにどれぐらいのホコリがついているのか簡単に確認する方法をお伝えします。

 

1.カメラを設定する

 

2.白い紙を撮影する

 

3.パソコンのモニターで確認する

 

 

◉ カメラを設定する

 

カメラは絞り優先モード(AまたはAvモード)にして絞り値をF11〜F22ぐらいに設定しましょう。

 

ISO感度を最低感度ISO100〜400に設定します。画質はJPEGで最大画像サイズ(LまたはFINEなど)一番良い画質に設定しましょう。

 

フォーカスはマニュアルフォーカスに設定し、ピントを無限遠にします。手ぶれ補正はオフにします。

 

白いものを写すため、露出補正を+1〜+1.7ぐらいに設定します

 

◉ 白い紙を撮影する

 

撮影に使うレンズは標準50mmぐらいで撮影しましょう。白い紙がなければ白い壁でも大丈夫です。

センサーゴミ

◉ パソコンのモニターで確認する

 

撮影したデータをパソコンモニターで確認します。photoshopなど画像処理ソフトがあれば自動レベル補正などを使って画像のコントラストを上げてみるとホコリが見やすくなります。パソコンがないという人はカメラの液晶でも良いので拡大して見てみましょう。大きなゴミなら確認できます。

センサーゴミ

photoshopで自動レベル補正をすると、このように黒い点が見えるようになります。撮影した画像の汚れの位置を確認しましょう。カメラは上下左右反転して写るので、撮影したデータの右上にホコリがついていればカメラのイメージセンサー側を正面にして、イメージセンサーの右下部分にホコリがついているということになります。

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センサー汚れをメンテナンスしてみましょう!

まずはホコリがある環境ではメンテナンスをしてもまた新たにホコリが入り込んでしまいます。周辺の掃除をしてきれいな机の上で作業をしましょう。

 

カメラボディのバッテリーも少ないと作業中に電源が落ちてしまい、シャッターやミラーが降りてきてカメラの故障に繋がるので充電をしてから行います。カメラからレンズを外してブロアーやハケでカメラ全体、マウント周り、レンズの後ろ玉付近をきれいに掃除をしましょう。

センサークリーニング まずはブロアー

ミラーレスならそのままセンサーがむき出しの状態なので、直接ブロアーでメンテナンスを行うことができますが、一眼レフの場合はセンサー前にミラーがありますので、カメラの設定でミラーアップ機能を使いセンサーを露出させます。

 

次にブロアーを使いカメラのセンサー部分を下にしてブロアーの風をセンサー部分に吹き付けます。先ほどの撮影でセンサーのどこにゴミがあるのかわかればその部分を念入りにブロアーの風で吹き落とします。この時にブロアーの先端がセンサー部分に直接当たらないように注意してください。また作業中にシャッターボタンを押さないように注意してください。作業中にシャッターが降りるとブロアーの先が当たりカメラが故障してしまいます。使用するブロアーは風量が大きいものを選びましょう。

センサーゴミ

カメラのダストクリーニング機能を使う

次にカメラの設定でセンサークリーニング機能を使いましょう。カメラの説明書に記載されていますので調べて実行してみましょう。カメラのセンサークリーニング機能はイメージセンサー部分に微細な振動を与えてセンサーについているゴミを振るい落とすという機能です。

センサー汚れ それでも取れない場合は

センサーのメンテナンスが終わったら、再度白い紙を撮影してみてゴミが取れたか確認をしましょう。ここで完全に取れていなくても、普段の撮影でゴミが見当たらないのであればOKとしましょう。空を撮影した時などにゴミが目立つようであればさらにイメージセンサーのメンテナンスが必要になります。

 

センサークリーニングキットなどを購入して、自分でセンサークリーニングをするという方法があります。

 

 

・PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1

 

・Nikon クリーニングキットプロ2 CKP2

 

 

ペンタックス純正のクリーニングキット「PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1」は「ペンタ棒」と呼ばれているアイテムで、スティックの先に粘着ゴムがついていてそこにセンサーのゴミを付着させて取り除くアイテムです。

ニコン純正の「Nikon クリーニングキットプロ2 CKP2」は専用のアルコールをシルボン紙に染み込ませてセンサー部分を直接拭き取る方法です。この方法はメーカーのサービスセンターでも使われていて、最もゴミを取る効果が高くなります。しかしセンサーを直接シルボン紙で拭き取るのでセンサーにキズがつく恐れがあります。センサーにキズがついてしまうと高額な修理代がかかりますので、不安な人はメーカーやカメラ店のセンサークリーニングに依頼をしましょう。

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