写真プリントのおすすめは?お店・ネット・自宅どれが良い?
写真をプリントしようと思った時、どこでプリントをすれば良いのか?と疑問に思うことがあると思います。フィルム時代は写真屋さんにフィルムを持ち込んで現像とプリントをお願いするのが一般的でした。デジカメやスマホで撮影することが主流になってからは、写真データなので店頭やオンラインでも注文ができるようになり便利になりました。
いろんなプリント方法がある中で品質、コスト、手間などどれが自分にぴったりなプリント方法なのか比較して解説していきます。
写真プリントの方法は?
主に3タイプに分かれます。お店、オンライン、自宅とそれぞれに特徴があります。
◉ 写真屋さんの店頭でプリントを注文する
◉ ネットプリントでオンライン注文をする
◉ コンビニのマルチコピー機でプリントをする
◉ 自宅のホームプリンターでプリントをする
プリントの印刷方式は主に二種類
写真プリントの印刷方式は大きく二つに分けられます。「写真仕上げ」と「印刷仕上げ」です。
◉ 写真仕上げ
写真屋さんにプリントを依頼すると写真仕上げになります。フィルム時代から続くプリント方式で「銀塩写真」とも呼ばれています。銀と色素が含まれた銀塩専用の写真用紙にレーザー光をあてて化学変化をさせ、反応した部分を現像処理します。色素は保護膜のなかで守られているため、発色は光沢があり、なめらかで防水性、耐久性に優れています。
◉ 印刷仕上げ
印刷仕上げにはいくつかの方式があります。
【インクジェットプリント】
紙にインクやトナーを吹きつけるタイプで、水分を蒸発させて固定します。発色はとても色鮮やかになります。
【昇華式プリント】
「昇華型熱転写方式」といわれるプリントの仕方です。塗料を含んだインクリボンと専用用紙を重ねて上から熱を加えて転写します。インクリボン表面は保護膜で守られているため水に強くなっています。
写真プリントに品質や高画質を求めるならお店で
大切な写真やいつまでもキレイに残しておきたい写真はお店の「写真仕上げ(銀塩写真)」がおすすめです。
写真屋さんの店頭に設置してある端末機でデータを読み込み写真の注文をします。SDカードやCD、USBメモリなど対応するメディアも多く、スマホからの写真も注文できます。仕上がりに数分ほどの時間がかかりますが、キレイな発色で何よりも長持ちする高品質なプリントなので写真の保管状態さえよければ長くキレイにプリントを残すことができます。
一部の写真屋さんは銀塩プリントではなく、「インクジェットプリント」の場合もありますので注文前に銀塩プリントかどうか確認をしましょう。
また、写真屋さんに設置してある端末機には、注文したら端末機から直接プリントが印刷されて仕上がるタイプもあります。これは昇華式プリントになり銀塩写真ではありませんので注意してください。
写真プリントに品質とコスパを求めるならネットで
写真屋さんと同じく「写真仕上げ(銀塩写真)」が主流です。しかも店頭で注文するよりも価格が安くお得です。スマホの専用アプリやパソコンから24時間いつでも注文することができ、店舗のあるところなら近くのお店で受け取りと支払いができたり、指定の場所へ送ってもらうこともできます。日にちがかかる場合もあるので、急いでいるときはお店プリントが良いですね。
写真プリントに手軽さを求めるなら自宅で
自宅のホームプリンターで写真をプリントする場合、プリンター購入代も含め用紙代、インク代とコストがかかります。また自分でプリントする時間のコストもかかります。しかし家から一歩も出ることなく自分の好きな時間に手っ取り早く印刷できるのは魅力ですね。パソコンがあれば色味など好きなように加工したり、じっくりと自分の追い求める色味に仕上げていくことも可能です。
写真プリントを保存する方法は?
プリントしたらその保管方法にも少しふれておきたいのですが、みなさんはどのように写真を保管されていますか?一般的にはアルバムに入れて見やすく保管されていると思います。アルバムのタイプは主に2種類あります。
◉ ポケットタイプ
ポケットタイプは写真をポケットに差し込むだけなので、写真の入れ替えの手軽さと、たくさんの写真を1冊にまとめることができます。大容量なタイプが多いので場所を取らずコンパクトに収納することができます。
◉ フリータイプ
昔からある台紙上にフィルムが貼られているタイプです。ポケットタイプに比べて写真の入れ替えが面倒なのと、貼れる枚数もポケットタイプと比べて少なくなります。ただしフリータイプなので写真の大きさを問わずいろんなサイズの写真を収納することができます。また写真が台紙とフィルムにはさまれていて空気にふれないので写真の退色を防ぐことができます。
個人的におすすめなのは自宅から高品質なプリントが安くできるネットプリントです。しかしプリントの仕方にはそれぞれ特徴がありますので、その時に応じていろんなプリントを楽しんでいただければと思います。またそれぞれ色味の違いもあるので、自分の好きな印刷方式はどれか知っていただくのも良いと思います。