初心者からの脱却!撮影モードを使い分ける

カメラを始めた頃は誰もがプログラムオート(Pモード)でスタートすると思います。だんだんとプログラムオートに慣れてくると、他の撮影モードが気になってきますね。カメラについているダイヤルの記号P、A、S、Mというやつです。

撮影モード

カメラの撮影モードは

 

・(P)プログラム

・(A、Av)絞り優先

・(S、Tv)シャッタースピード優先

・(M)マニュアル

 

4種類の撮影モードがあります。

 

それぞれの撮影モードによる絞りとシャッタースピードの関係です。

撮影モード

なぜこのように撮影者が撮影モードを選べるようになっているのでしょうか?

写真の露出を決める三大要素の

 

絞り

シャッタースピード

ISO感度

 

の3つを撮影者がコントロールし、その時の状況や撮影するものによって最適な露出を得るための撮影モードになります。

撮影モードの違いと撮影シーン別の使い分け

◉ プログラムオート(P)

 

カメラが適正露出になるよう絞りもシャッタースピードも自動で決めてくれます。

 

みんな大好きプログラムオート!!私も最近はよく使います。カメラの性能が良くなりましたのでプログラムオートの精度はとても良くなっています。友人の何気ないスナップショットや街をブラブラするときなど、あまり何も考えずにパシャパシャ撮りたいときにプログラムオートで露出はカメラ任せにします。そのためシャッターチャンスに集中することができます

 

プログラムシフトを使うと露出のコントロールが可能

 

プログラムオートはカメラが判断する露出なので、撮影者の意図は反映されません。しかし、プログラムシフトという機能を使うことで適正露出のまま、絞り値やシャッタースピードの組み合わせを簡単に変更することができます。

例えば、もう少し背景をぼかしたい、被写体の動きを止めたいと思えばダイヤルを調整することで絞りとシャッタースピードの組み合わせをカメラが自動で変更してくれます。

 

プログラムオート(P)が向いている撮影シーン

 

・カメラを始めたばかりの初心者

・旅行やスナップ撮影など時間をかけずにサクサク撮影したいとき

・シャッターチャンスを逃したくない場面

 

◉ 絞り優先(A、Av)

 

撮影者が手動で決めた絞り値に対して適正露出となるようカメラが自動でシャッタースピードを決めてくれます。

 

絞り優先モードは静止している被写体のディテールや美しさを表現するのに向いている撮影モードです。ミラーレスや一眼レフの醍醐味でもある背景ボケの美しさや、風景撮影などで奥までしっかりとピントを合わせるパンフォーカスの表現が可能です。ピントの合う範囲をコントロールすることができる撮影モードになります。

 

絞り優先(A、Av)が向いている撮影シーン

 

絞り開放で(F値の数値をを小さく)

・ポートレート

・テーブルフォト

・お花

撮影モード

絞りF2.8 シャッタースピード1/15 ISO800

絞り込んで(F値の数値をを大きく)

・風景撮影

・商品撮影

・建築撮影

撮影モード

絞りF8 シャッタースピード1/125 ISO200

◉ シャッタースピード優先(S、Tv)

 

撮影者が手動で決めたシャッタースピードに対して適正露出となるようカメラが自動で絞り値を決めてくれます。

 

シャッタスピード優先モードでは動いている被写体の動きを撮影するのに向いている撮影モードです。動きの速いものを低速シャッターで躍動感を出してみたり、逆に肉眼では捉えることのできないものを高速シャッターで時間が止まったように見せることも可能です。

 

シャッタースピードを速くしすぎたり、逆に遅くしすぎたりすると状況によっては絞り値が対応しきれずに露出オーバーや露出アンダーになってしまうので注意が必要です。また低速シャッターは手ブレを起こすので必要に応じて三脚を使用してください。

 

シャッタースピード優先(S、Tv)が向いている撮影シーン

 

高速シャッターで

・電車や飛行機など高速で動くもの

・スポーツの動きの一瞬を撮りたいとき

・川や滝で水の流れをとめる

 

低速シャッターで

・高速で動くものにブレを与えて躍動感をだす

・水の流れを糸が引いたように表現したいとき

・流し撮りをするとき

・夜景

撮影モード

絞りF4.5 シャッタースピード1/60 ISO12800

◉ マニュアル(M)

 

撮影者が手動で絞り値もシャッタースピードも決めるので適正露出、露出オーバー、露出アンダーなど意図した露出で撮影ができます。

 

撮影者の意図がはっきりと反映されますので写真表現の幅は広くなります。一定の絞り値とシャッタースピードを確保するので花火や星、夜景などの撮影で多用される撮影モードです。絞り、シャッタースピードともに数値が固定されるので、構図を変えても露出の数値に変動がありません。

 

マニュアル(M)が向いている撮影シーン

 

あらゆる撮影シーン、被写体に対応します。マニュアル撮影は慣れないうちは設定に時間がかかるため、シャッターチャンスを逃す危険性があります。特に夜景や星空撮影など特殊なシーンに強いです。絞り優先、シャッタースピード優先を使いこなしてからマニュアル撮影に挑戦してみてください。

露出補正ダイヤルを活用する

マニュアル以外の撮影モード

プログラム(P)

絞り優先(A、Av)

シャッター優先(S、Tv)

の時は露出補正ダイヤルを利用して、カメラが決めた適正露出より明るくしたり、逆に暗くしたりと露出をコントロールして使いましょう。

 

おすすめ記事

 

お問合せ
査定はこちら

Contact Us

    メールフォームでの査定はこちら

    新同品美品並品やや難あり故障品

    他店の査定結果の書類を添付くだされば、それ以上の査定を出すように頑張ります!


    cn00278