カメラストラップの種類と付け方【おすすめはニコン巻き】

先日、友人がネットで購入したというカメラを見せてもらいました。付属していたカメラストラップの付け方がわからず、多分こんな感じ？というイメージだけで取り付けたというカメラストラップは、今まで見たこともないありさまで、まるで知恵の輪のように取り外すのも困難。どうしてこうなった？と疑問を感じながら正しく取り付けし直しました。カメラストラップというものはとても重要な役割をしてくれています。予期せぬカメラの落下事故から大切なカメラを守ることができます。また、いろんな種類のカメラストラップがあり、撮影スタイルに合わせて取り替えることもできます。正しく取り付けてカメラの落下を防ぎましょう。

カメラストラップの種類と特徴

カメラストラップには様々な種類があり、それぞれ撮影用途に合わせてぴったりなストラップを使用しましょう。代表的な5種類のストラップの特徴を紹介します。

 

①　ネックストラップ

 

肩からぶら下げて使用する一般的なカメラストラップ。長さの調整もでき、肩掛け、首掛け、たすき掛け、手首に巻きつけたりと使用スタイルのバリエーションが豊富。ぶら下げている状態なので、どこかにぶつけてしまうこともあるので注意が必要です。デザインやカラーバリエーションもたくさんあるので、機能性とファッション性も重視したい人におすすめです。

 

②　速写ストラップ

 

ストラップの長さ調整がしやすいので、撮影しないときは体に密着させ、使うときにはストラップを伸ばしさっと撮影状態に入れます。動き回りながらアクティブに撮影する人にオススメです。たすき掛けスタイルで、カメラの三脚ネジに取り付けて使用するのでカメラボディが逆さ吊りの状態になります。

 

③　ショルダーストラップ

 

肩にたすき掛けするタイプで、ネックストラップよりも長めに作られています。幅の広いショルダーパッドが付いているので、カメラの重さが分散され肩や首への負担が少なくなります。長時間カメラを持ち歩いて撮影するときに向いています。

 

④　ハンドストラップ

 

ストラップの長さが短く、手首に巻いて使用するタイプです。落下防止を重要視したい人や、撮影時にブレを抑えて安定感が欲しい人におすすめです。コンパクトカメラやミラーレスカメラなど小型で軽量なカメラに使うのが一般的です。

 

⑤　フローティングストラップ

 

水場での撮影に便利なストラップです。海やプールで防水カメラに取り付けて使います。ストラップ部分が浮き輪のように浮く素材が使われているので、カメラを水中で落としてしまってもストラップの浮き輪効果で水中に沈まないので探しやすいです。見つけやすいように派手な色やデザインなものが多いのも特徴です。

機能性もありながらおしゃれなストラップ

①　サクラカメラスリング

 

華やかでとてもきれいな柄があり、デザインも豊富。スカーフ素材なのでカメラの重さを分散することができます。洗濯もできるし、ポケット付きなので無くしがちなレンズキャップや小物も収納できます。大きく柔らかい生地なので、そのままくるんとカメラを包んでバッグに収納することもできます。メンズ向けのデザインもありますよ。耐荷重は10kgなので一眼レフも使用可。

 

②　イルビゾンテ（IL BISONTE）

 

イタリアの革工房が手掛けるブランドです。天然の上質な牛本革で作られているので、使い込むほどに風合いがでてきて質感や色味の変化が楽しめるそうです。幅は1.6mmなのでコンパクトカメラやミラーレスカメラにオススメです。

 

③　ヨセミテストラップ

 

直径9mmのクライミングロープを使用して日本の職人が丁寧に作り上げているそうで、高い耐久性が特徴です。ドライ加工されているので汗や水に濡れても乾燥しやすいのでアウトドアでの使用に最適ですね。山登りをする人は必見です。

ニコンユーザー必見！！ニコン巻きの付け方

ストラップが緩んでしまい、カメラが落下してしまった！！なんて大変な事故が起きないように、正しくカメラストラップを取り付けましょう。各メーカーのカメラはそれぞれ取扱説明書にカメラストラップの取り付け方が載っていますので、そちらを参考にしてください。通常の付け方だとこのようにストラップの端が両方ともピロピロします。

このピロピロを解決するストラップの付け方があるんです。

 

「ニコン巻き」

 

という方法です。「プロ巻き」「報道巻き」などと呼ばれることもあります。これはニコンが推奨する独自のストラップの取り付け方で、ニコンの中上位モデルの機種の説明書に記載されている方法で、端のピロピロが出ないように仕上げることができます。では「ニコン巻き」のやり方の手順を写真で解説します！

ストラップの先端をアジャスターの中に入れます。

さらにアジャスターに通します。

これでストラップの先端が中に折り込まれた状態になりました。いかがでしょうか？ピロピロが出ないのですっきりとストラップを取り付けることができますね。各メーカーの説明書通りに取り付けるのが正解なのですが、私は過去に使っていたソニーやペンタックス、富士フィルムも全てこの「ニコン巻き」でストラップを取り付けていましたが、一度も緩んで外れるようなことはありませんでした。オリンパスもこの取り付け方を推奨しているようです。ニコンの機種に限らず「ニコン巻き」試してみてはいかがでしょうか？メーカー推奨の方法、ニコン巻き、どちらであっても時々ストラップに緩みがないか必ず定期的にチェックしてくださいね。

 

 

カメラやレンズの買取をお考えのみなさま、こちらのサイトに紹介されましたのでぜひ参考にご覧くださいね！