紅葉撮影のカメラ設定と誰でもできるテクニック集!

紅葉の見頃予想が発表されました。北から南へ、高い山の上から少しづつ色づきながら、秋色に染まっていく風景は四季のある日本に住んでて良かったなぁーと思えるほど美しいですね。山の絶景から、神社やお寺、公園、街並み、どこでも紅葉は楽しめますね。その年の気温や天候によって色づき方は変わると言われていますが、今年はどうでしょうか?インターネットやSNSなどを活用して見頃情報を事前に確認してから撮影計画をたてましょう。

紅葉撮影

紅葉撮影の設定は?

Pモード(プログラム)や風景モードで撮るのも良いですが、少しステップアップしてAモード(絞り優先)で絞り値を自由に設定しながら撮影してみましょう。

 

◉ 広角レンズ(焦点距離の短い側)で広く大きな範囲を撮る

紅葉撮影

カメラ:Nikon D90 

レンズ:AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED

撮影データ:ISO200 12mm F8 1/360

 

広角側で撮る時は絞りをF8〜F11ぐらいに設定しましょう。広角レンズはボケにくいので、手前から奥までピントのしっかり合った風景を撮りましょう。ダイナミックで遠近感や高さを強調した表現が可能です。

 

◉ 望遠レンズ(焦点距離の長い側)で大きく切り取って撮る

紅葉撮影

カメラ:FUJIFILM X-T1

レンズ:XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

撮影データ:ISO800 55mm F4 1/45

 

望遠側で撮る時は絞りを開放側F2.8〜F4ぐらいに設定しましょう。望遠レンズはボケやすいので背景を大きくボカして紅葉を引き立てましょう。後ろの背景は距離が遠くなるほど大きくボケてくれます。また背景ボケの色にも気を配りましょう。

露出補正で明るさを調整する

カメラ任せで撮影すると、思った以上に明るく写ったり、暗く写ったりすることがあります。そんな時は露出補正を使うことでイメージに近い仕上がりにすることができます。

 

◉ 露出補正でプラス側に補正する

紅葉撮影

カメラ:FUJIFILM X-T1

レンズ:XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

撮影データ:ISO400 18mm F8 1/125  露出補正プラス1

 

画面全体を明るくすることができます。とくに逆光時は被写体が暗く写ってしまうのでプラス補正をして思い通りの明るさにしましょう。

 

◉ 露出補正でマイナス側に補正する

紅葉撮影

カメラ:FUJIFILM X-T1

レンズ:XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

撮影データ:ISO400 55mm F8 1/100 露出補正マイナス1.5

 

画面全体を暗くすることができます。紅葉の色味をグッと引き出す効果があり、深みのある赤や黄色が表現できます。

 

カメラ任せにすると大きく露出を外すことはないので失敗はありませんが、自分のイメージしたものに調整して仕上げることで作品性の高い一枚に仕上がります。

ホワイトバランスで色味を調整する

露出補正と同じく、カメラ任せ(ホワイトバランスオート)にしていると思った色味にならないことがあります。曇りの日や日陰ではホワイトバランスの設定を「曇天」にしてみてください。赤味がプラスされ、紅葉の色味を鮮やかに表現することができます。ただし、赤や黄色は色飽和を起こしやすく、絵の具を塗ったようなベタっとした写りになることがありますので過度な色調整はしない方が立体感のある仕上がりになります。

色味も人それぞれ好みがあります。色鮮やかに写すことが正解とは限りません。時には彩度を低く、渋い色味に仕上げることも一つの表現です。

紅葉撮影

カメラ:FUJIFILM X-T1

レンズ:XF60mmF2.4 R Macro

撮影データ:ISO800 60mm F8 1/450 ホワイトバランス 曇天

紅葉撮影で最適なレンズは?

紅葉の撮影には広角から望遠まで一本で撮影できる高倍率ズームレンズが便利です。レンズの交換をする手間が省けるし、荷物も軽くなるので行動範囲も広がります。とくに山へ紅葉撮影に行く時は少しでも身軽にしたいものです。私は欲張っていろんなレンズを持って行くことがありますが、外で撮影だとレンズ交換をする時にレンズを置ける場所がないことが多いので、結局レンズ交換をすることなく便利なズームレンズ一本だけで終わってしまうことが多いです。24-105mmや18-200mmといった高倍率ズームレンズなら、レンズ交換の手間も考えなくていいので、撮影に集中できてとても便利だと思います。

紅葉撮影 曇りの日はどう撮る?

せっかくの撮影の日に曇り空や雨だった場合でもがっかりすることはありません。太陽が出ていない時は光が優しく影ができないので、落ち着いたフラットな写りになります。天候の悪い日の空は白一色なので空を入れてしまうと締まりのない写真になってしまいます。構図を決める時は空を入れずに撮影するのがポイントです。また雨に濡れた紅葉の葉を撮影するのも独自性があり面白いですね。広角レンズで広い絵を撮るよりも、望遠レンズを持っていきクローズアップの紅葉風景を撮ることをおすすめします。

 

 

 

 

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