「写ルンです」コツをつかめば失敗なし!使い方と現像方法

写ルンです

またまたブーム再燃の「写ルンです」!!1986年に発売されたレンズ付きフィルムカメラが、若い人たちを中心に大人気ですね。レトロな写り、ちょっとピンボケだったりスマホやデジカメにはない写りの不完全さや、現像するまでどう写っているのかわからないドキドキ感がおもしろいですね。昔は「写ルンです」にもいろんな種類がありました。

 

140mm望遠レンズの

「写ルンです 望遠」

40センチ接写の

「写ルンです 接近」

パノラマ撮影の

「写ルンですパノラミックHi」

モノクロ撮影の

「写ルンですBLACK&WHITE」

夜景モード搭載の

「写ルンです Night & Day」

 

このようにいろんな特徴を持つ「写ルンです」が発売されていました。観光地に行けば「写ルンです」の自動販売機もあり、カメラを忘れてしまったり、カメラが突然電池切れをしてもジュースを買いに行くついでに「写ルンです」が買える時代でした。

「写ルンです」の上手な撮り方

撮って現像してみるまでどう写っているのかわからないため、何かと失敗の多いフィルム写真ですが、ポイントを知れば良い感じに写すことができます。

 

◉撮影距離範囲があることを知っておこう

 

現像しみたらピントがボケボケだったということはありませんか?写ルンですには撮影距離範囲というものがあります。

 

1メートル〜無限遠

 

ピント合わせの機能がないので写ルンですは1メートル以上離れたものにピントが合うように設計されています。つまり1メートル以内の近いものはピントが合いません。ごはんやスイーツ、お花を近づいて撮ってしまうとピンボケになります。撮りたいものから1メートル離れてシャッターを切るようにしましょう。

写ルンです

☆ 自撮りのコツ

 

写ルンですを持つ腕をぴーんと伸ばしましょう。友達と一緒にセルフィーをする場合は、みんなで顔をぎゅっと近づけてレンズがちゃんと顔の方を向いているか確認して撮りましょう。腕を目一杯伸ばしても、撮影距離は60センチぐらいなので少しピンボケはします。でもちょっとピンボケぐらいの方が味があって良い感じに仕上がりますね。

 

◉暗い場所はフラッシュ(ストロボ)を使おう

写ルンです

仕上がった写真が思った以上に暗く写っていたという失敗はよくあります。写ルンですは暗い場所に弱いので、フラッシュの機能がついています。日陰、木の下、くもり、室内といった状況では、見た目は明るく見えても写ルンですで撮ると暗く写ります。光量が少ない場所ではフラッシュを使いましょう。また逆光のときもフラッシュを使うと人物の顔が真っ暗に写ったりするのを防ぐことができます。あえて逆光でフラッシュなしもレンズに光が入って思わぬ効果もあったりします。使い分けて楽しんでみてください。

 

フラッシュの有効範囲は1m〜3m

 

フラッシュは1mよりも近くなると真っ白になったり、また3m以上離れているものには光が届かないのでフラッシュの効果はなくなり暗く写ります。フラッシュを使うときはなるべく近づいて撮りましょう。

 

◉写る範囲にズレがある

 

写ルンですのファインダーで覗いた範囲と、実際に写る範囲には少しだけズレがあります。実際にはファインダーで覗いた範囲よりも広く写ります。つまりファインダーで見たときには画面の端に見えていなかったものが実際には写り込んでいた。ということがあります。不要なものが写り込まないように一歩前へ進んで撮ることを意識してみてください。

写ルンです

◉指の写り込みに注意

 

これもよくある失敗例です。撮影に夢中になってしまい、レンズの前に自分の指が入っていることに気づかずシャッターを切ってしまう。現像してからがっかりということにならないためにも、レンズの位置を確認し写ルンですの持ち方にも工夫をしましょう。

「写ルンです」の現像はどこで?データ化とスマホ転送もできる?

写ルンですを撮り終わったら現像をしてもらいましょう。

 

カメラのキタムラ

ビッグカメラ

ヨドバシカメラ

 

といったカメラ屋さんで現像してくれます。「現像お願いします」と持ち込みましょう。持ち込んだ当日に出来上がる場合もあります。写ルンですのようにフィルムは現像しただけでは写真が見れません。

 

◉現像+データ化 

現像後、CD-Rにデータを入れてくれます。パソコンに取り込んで管理したり、加工を楽しみたいならおすすめです。

 

◉現像+スマホ転送

現像後、スマホにデータ転送し保存できます。スマホで友達と写真をシェアしたり、SNSにアップしたい場合に便利です。

 

◉現像+プリント

現像後、Lサイズなどにプリントしてくれます。写真をプリントにしてアルバムを作ったり、手元で鑑賞したい人におすすめです。

 

現像した後、どのようなかたちで写真を楽しむかによって仕上がりの選択をしてください。大切な写真なら現像後、データ化とプリントの両方で残しておくと安心ですね。

デジカメやスマホでは味わえないノスタルジックな写りで、日常の風景を特別なものにしてくれる「写ルンです」いかがですか?

 

 

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