三脚って必要?どんな用途で使うの?

時々ばったり出くわす絶景や美しい風景、心の目に焼き付けておけば良いのですが、やはり写真に撮りたくなるのがカメラをやっている者のサガ。夜景や星空など状況によっては手持ち撮影では手ブレを起こしてしまい、上手く撮れなかったということがありませんか?そんなとき手ブレを防いで撮影するには三脚が必要となります。しかし三脚は手ブレを防ぐためだけの道具ではないんです。三脚というアイテムを手に入れることで新しい世界へと写真表現を広げることができます。今回はカメラ初心者の人が疑問に思う、三脚の必要性と三脚の用途についてお話します。

三脚

三脚はどんな時に使う?三脚の必要性

◉ 手ブレを防いで高画質でシャープな画像が得られる

 

三脚って手ブレを防ぐための道具で、最近のカメラやレンズは手ブレ補正の機能がとても優秀だし、ISO感度を上げて撮影すれば良いから三脚なんて必要ないのでは?と思われることも多いと思います。しかしISO感度を超高感度まで上げてしまうと、やはり写真にノイズが現れて画質劣化を起こしてしまうし、ピントの面でもシャープさはなく甘い写真になってしまいます。デジカメの液晶画面やスマホでみるぶんにはノイズ感やピントの甘さは分かりづらいと思いますが、いざプリントをしてみたり、パソコンの画面で大きく見るとなんだかザラザラしてピントの甘い写真でがっかり、ということになります。また手ブレのしやすい望遠レンズも三脚があれば腕が疲れることなく構図もしっかり狙って撮影することができます。

 

◉ 遅いシャッタースピードで非現実的な世界を撮る

 

水の流れや雲の動きなどを遅いシャッタースピードで撮影すると水が糸を引いたように写ったり、流れる雲に躍動感が生まれます。また車や電車、飛行機のライトの光跡を撮影することもできます。また人混みの道路をスローシャッターで撮影すると人を残像のように写したり、さらに低速にすると人が消えてしまったりと面白い表現も可能です。花火の撮影や星景写真にも必要ですね。

スローシャッターはシャッターが開いている時間が長いので、手持ち撮影だと手ブレを起こしてしまうので必ず三脚を使用して撮影します。人間の眼では見ることができない幻想的な情景や非現実的な世界を表現することができます。

三脚

◉ マクロ撮影をするとき

 

三脚を使用してお花の撮影をしている人を見たことがあると思います。花や昆虫を撮るときはマクロ撮影で撮ることが多いのですが、ピントの合う範囲がとても狭い(被写界深度が浅い)のでピント合わせがとてもシビアになってきます。少しでもピントがずれてしまうとただのピンボケ写真になってしまうので注意が必要です。どこにピントの山を持ってくるか、オートフォーカスではやり辛いのでマニュアルフォーカスで細かく設定をします。風があるとピント位置は動いてしまうので、三脚に固定したまま風が止むのを待ちましょう。傘などで風除けをするというワザもありますよ。

三脚

◉ 構図を固定したいとき

 

カメラ初心者の人には得におすすめですが、三脚を使用することで構図をしっかりと時間をかけて作り込むことができるので、完成度の高い構図で写真が撮影ができます。手持ち撮影だとブレないように撮ることやシャッターチャンスに気がいってしまい構図が乱れてしまうことがあります。また三脚を使い画面上にガイドラインや水平器を使ってしっかりと水平を撮ることも可能です。自然撮影で構図を固定しておき風が止むのを待ったり、太陽の光が変化するのを待ちながらシャッターチャンスを狙うことができます。

 

◉ 高解像撮影や深度合成の撮影ができる

 

ソニーの「ピクセルシフトマルチ撮影」

オリンパスの「ハイレゾショット」

ペンタックスの「リアルレゾリューションシステム」

 

など複数枚撮影した画像を合成して高解像な写真を撮影したり、手前から奥までピントを合わせることができる

 

ニコンの「フォーカスシフト撮影」

 

などの機能が使えます。どの機能も複数枚撮影するので三脚を使用する必要があります。

三脚を使うときはマナーを守りましょう

人気の絶景スポットや公共の場所など、たくさんの人が集まる場所は三脚使用を禁止している場合があります。お寺や公園など撮影に行くときはホームページを見て三脚撮影が禁止されていないか確認してから伺いましょう。三脚使用OKな場所であっても、三脚は場所を占領してしまったり、脚に引っかけて怪我や事故に繋がる危険性もあります。また植物やお花の撮影に夢中で足元の植物を傷つけてしまったなんてことにならないよう気をつけたいですね。三脚使用に限らず、カメラマンとしてのマナーを守り、みんなが気持ちよく撮影できるように心がけたいですね。

 

今回は三脚の必要性についてのお話でしたが、三脚の選び方や正しい使い方もお伝えしていきたいと思います。三脚を手に入れると撮影できるものが増え、表現の幅も広がりますのでぜひ三脚を使ってクオリティーの高い作品を撮ってみてください。

お問合せ
査定はこちら

Contact Us

    メールフォームでの査定はこちら

    新同品美品並品やや難あり故障品

    他店の査定結果の書類を添付くだされば、それ以上の査定を出すように頑張ります!


    cn00278