コンタックスG1 唯一無二のAFレンジファインダーカメラ
本日ご紹介するのはフィルムカメラの
コンタックス G1
です!!
このカメラ、レンジファインダー式でオートフォーカスカメラという唯一無二の存在なんです。レンジファインダーといえばM型ライカやミノルタCLE、ニコンSPなど距離計がボディに組み込まれていて、ずれてる二重像を手動で合致させてピントを合わせるのが基本で、マニュアルフォーカスというのが大前提です。後にも先にもこのレンジファインダー式でオートフォーカスというカメラは後継機のG2含めてこの二機種しかありません。
【型式】35mm フォーカルプレーンシャッター式AFレンジファインダーカメラ
【レンズマウント】コンタックスGマウント
【AE】絞り優先AE
【フォーカス】フォーカスダイヤルによるオート、マニュアル切り替え式
【ファインダー】実像式ズームファインダー 視野率90%
【電池】 3Vリチウム電池 CR2×2個
【寸法】133mm×77mm×42mm
【重量】460g(電池別)
【発売年】1994年
【希望小売価格】14万3千円(発売当時)
レンズ展開は16mm、21mm、28mm、35mm、45mm、90mm、35-70mmの合計7本のレンズが発売されています。
純正のマウントアダプター「GA-1」を使用すればコンタックス/ヤシカマウントの一眼レフ用のレンズがマニュアルフォーカスで使用できます。
コンタックス G1 ROM改造品とは?
21mmと35mmはG2発売後に出たレンズのため、G1には使えません。ただしROM改造されたG1なら対応します。ROM改造品とはメーカーによるROM書き換えができているもののことを言います。カメラの裏ぶたを開けて、フィルム室に貼り付けられたシールが緑色ならROM改造品です。フィルム室のシールが白色なら未改造品ですので21mmと35mmは対応しません。
ROM改造品
カールツァイス Gマウントレンズは傑作揃い
コンタックスGマウントレンズは
オートフォーカス単焦点5本
マニュアルフォーカス単焦点1本
オートフォーカスズーム1本
の合計7本のレンズですがレンジファインダーカメラらしい広角よりの焦点距離が多いですね。コンタックスG1、G2に興味がない人もこのGマウントレンズは見逃せませんよ!なにやら銘玉揃いらしく描写がとても気になります!
ホロゴンT*16mmF8
ビオゴンT*21mmF2.8
ビオゴンT*28mmF2.8
プラナーT*35mmF2
プラナーT*45mmF2
ゾナーT*90mmF2.8
バリオゾナーT*35-70mmF3.5-5.6
ミラーレスカメラをお持ちならマウントアダプターの使用でコンタックスGレンズも使えますよ!特にソニーEマウントユーザーの人はSHOTEN(ショウテン)の
GTEマウントアダプター(コンタックスGレンズ → ソニーEマウント変換)
を使えばミラーレスカメラでオートフォーカス撮影ができます!AFモーター内臓なのでAF-Cや顔検出、瞳AFも効くということです。しかしこちらのアダプターは残念なことにホロゴンT*16mmF8は装着できないようです。他のメーカーのミラーレスカメラでもGマウントに対応するアダプターが安価で販売されています。マニュアルフォーカスでの使用になりますが挑戦してみてはいかがでしょうか?
写りに関してはGマウント全てのレンズにT*(ティースター)コーティングが施されていて、これが良い仕事をしてくれているようです。フレアーを抑えて色ノリがよく、高コントラストな写りをします。作例を見ると曇り空の下でも良い発色をしてますね。色再現の高さはさすがカールツァイスのレンズです。
コンタックスG1とG2の違い
G1発売から2年後の1996年にG2が発売されます。G1からG2の改良点としてはG1の最大の問題点であったオートフォーカスの性能は赤外線によるアクティブオートフォーカスによって向上しています。コンティニュアスにも対応しました。連続撮影速度は秒2コマから秒4コマになり、シャッター速度は最高速度が1/2000から1/6000秒(絞り優先時)になっています。
コンタックスG1 中古品購入時の注意点
中古品を購入するときの注意点として、フィルムカウンター表示の小型液晶パネルの滲みがG1、G2ともに見られるので状態を確認するときにチェックが必要です。また電子カメラのため電子部品が故障していると修理不可能の場合があります。外装はチタン製なので丈夫な作りですが、内部部品はプラスチックを使用しているとか。動作の確認はしっかりとした方が良いですね。
G1の中古価格は3万円前後、G2の中古価格は10万円前後なのでG1の方が安いので購入しやすいですね。G2はG1よりオートフォーカスの性能が上がっていますが、G1のフォーカスのドンくさい部分にカワイさを感じられるなら価格的にもこちらで十分ですね。
マニュアルフォーカスで撮る人は使いづらいかもしれません。通常のレンジファインダーのように二重像の画像を合致させる方法ではなく、ファインダー内のフォーカススケールで前ピン、後ピン、合焦を判断する方法になります。購入時にはマニュアルフォーカスの操作性も確認してみてくださいね。
価格が高騰中のコンタックスG1、G2をお持ちの方でもう手放しても良いと考えられている方!まだまだ人気のカメラですので、使われていないなら次の世代へお譲りください。査定料無料、高価買取させていただきます!ぜひ中古カメラ、レンズ買取専門店のカメライオンにご依頼ください!!