カメラカタログの読み方

カメラ買取 神戸

カメラ屋さんや家電量販店に行くとカメラやレンズのカタログがずらっと並んでますが皆さんカタログは読みますか?

 

これからカメラを購入検討している場合、店員さんにおすすめされたカメラや、気になるカメラのカタログを持って帰られるかと思います。作例の写真を見たり、どんな機能があるのか分かる内容になっていますが、ページの後ろの方に載っている小さい文字でいっぱい書かれたスペックや仕様の記載まではなかなか読まないと思います。

 

ここに書かれている用語や数字の意味が分かると、そのカメラのこともより深く理解ができ、自分の求めている性能を持ったカメラなのか判断ができるようになります。

 

全ての用語の解説は一度にはできないので、少しづつお話できればと思います。今回は「撮像素子」について詳しく解説をしていきます。

カメラカタログは眺めるだけ 読むだけ でも楽しめる!


解説の前に。
カメラスペックも大事ですが、カメラのカタログは読み物としても実に面白く、楽しめる内容になっています。

 

表紙のデザインや写真、キャッチコピーなどもじっくり見てみてください。

 

最近のソニーやフジフイルムのハイエンドモデルのカタログに多いのですが、黒い背景に黒いカメラのボディが立体的に写し出されています。とても難しい撮影なのではないかと思いますが、ボディの質感がうまく表現されています。絶妙なライティング技術で撮られているんだと思います。プロの技ですね。

 

リコーGRⅢのカタログは写真集と言ってもよいほど作例写真ばかりで文字がほとんどありません。こんな写真が撮れるんだーと購買意欲を刺激してきます。最後にスペック一覧が載っているだけで機能の説明などは一切なし、写真で語る。そしてデザインもとてもオシャレな一冊です。

 

キヤノンのEOS 7D MarkⅡは撮影シーンに合わせた7種類のカタログ(野鳥、鉄道、スポーツ、飛行機、野生植物、モータースポーツ、総合版)が用意されていました。

 

そんなにたくさん種類を出さなくても…と思ってましたが、キヤノンのこのカメラを売りたい!という思いが強く伝わってきますね。

 

そしてカタログのキャッチコピーの凄さといえばニコンです。

 

D7200「すべての鼓動を、美しく。」
D750「攻めよ、表現者。」
D850「その刹那に、かつてない精彩を」

 

とにかくアツい一言でカメラマンの魂を刺激してきます。

 

お店に入ってタダで持ち帰ってもオッケーなのがカメラカタログ。ぜひ持って帰ってスペックだけでなくいろんな視点から楽しんでみてください。

カメラカタログの内容を解説!

“撮像素子”とは

さて、ようやく本題です。

 

カメラカタログの仕様に必ず書かれている「撮像素子」という言葉「さつぞうそし」と読みます。イメージセンサーとか、センサーとも呼ばれています。レンズを通して入ってきた光を電気信号に変える部品のことを言います。

 

ここには主にカメラのセンサーサイズの大きさやセンサーの種類、有効画素数が書かれています。

 

35mmフルサイズ:35.9mm×23.9mm 

裏面照射型ベイヤーCMOSセンサー

有効画素数 約2,460万画素 総画素数 約2,530万画素

 

こんな感じで書かれています。

 

サイズにはフルサイズ、APS-Cサイズ、マイクロフォーサーズなどがあり、同じフルサイズであってもメーカーによってサイズは少し違いがあります。画質に影響する部分でもあるのでセンサーサイズはカメラ購入時によく検討してください。

センサーの種類

次にセンサーの種類ですが、裏面照射型とかCMOSとかよくわからない用語ですが、これがセンサーの種類を表します。

 

一般的にはコダック社のベイヤーさんが開発したベイヤー配列という形式が採用されています。ベイヤーセンサーは処理速度も速く、ノイズが少ないのが特徴です。

 

ベイヤーセンサーが一般的なのに対して特殊な種類のセンサーもあります。フジフイルム独自のセンサーである「X-Transセンサー」は画質を低下させる色モアレや偽色を抑える技術があるので、色再現が美しいと言われています。

 

また、シグマの一部のカメラ に搭載されている「Foveonセンサー」は立体的で臨場感のある画質と言われていますが、処理速度の遅さと高感度に弱い点があります。

カメラ買取 神戸

↑上の図は撮像素子上のカラーフィルター R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の並びかたです。

ここは難しい話なので、センサーの種類はベイヤーセンサーが一般的でフジのX-TransとシグマのFoveonはちょっと特殊、ぐらいに覚えておけばいいですね。

有効画素数と総画素数について

先に総画素数の説明をすると、センサー全体の画素数のことでそのうち撮影に使用される画素数のことを有効画素数と言います。センサーの端の方はノイズが多く、画質が低下するので撮影時には使用されません。

 

つまり有効画素数の方が総画素数よりも数字は低くなります。

 

画素数には他に記録画素数という用語もあり、これは有効画素数のうち、実際に写真データとして記録される画素数のことを言います。

カメラ買取 神戸 ・総画素数 約2,530万画素
・有効画素数 約2,460万画素
・記録画素数 6,000×4,000(24,000,000ピクセル)

一般的にカメラの画素数というと有効画素数のことを言います。

 

難しい話もありますが、まずは手持ちのカメラのスペックを調べてみるとわかりやすく面白いと思います。メーカーサイトにカメラカタログがPDFデータで掲載されています。

 

しかし現行機種であればぜひカメラ屋さんにカタログをもらいにいって、紙媒体で見ていただくことをおすすめします。作例の写真はどれも参考になりますよ。

 

だからと言って作例と同じようなプロの写真はなかなかマネできないのが現実ですが…カメラむずかしいですね。

 

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