登山に最適なカメラは?

山に登ると日常では味わえない絶景や珍しい花、植物に出会えます。そこで必ず持って行きたいのがそれを記録するためのカメラですね。スマホでも十分かもしれませんが、やはりきちんとカメラで撮影し、きれいに残したいものです。今回は登山に適したカメラの選び方とおすすめのカメラをご紹介します!

登山カメラ

ちなみに私が山で使用しているカメラとレンズはこちらです。

 

ボディ:富士フィルム X-T2

レンズ:XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

レンズ:XF16mmF1.4 R WR

登山カメラ

この機材でバッテリーは日帰りなら予備1個、冬場や泊まりなら予備3個です。三脚は荷物が重くなって体力を使うので基本的には持って行きません。持っていくとしたら星空を撮影するときぐらいです。X-T2は防塵・防滴・耐低温とタフネス性能なので山に持っていくには安心です。基本的にはXF18-55mmF2.8-4 R LM OISを常にカメラにセットし、ストラップを首にかけて持ち歩いています。XF16mmF1.4 R WRは広大な風景や星空を撮影したり、15センチまで寄れる広角レンズなのでお花やキノコを背景も取り入れて撮影するのに使用しています。

安全に撮影して安全に帰ってくるのが大前提

山は危険がいっぱいですね。足元が不安定だったり、落石、突然の天候不良もあります。そんな中で良い被写体に出会ってしまうと撮影することに夢中になってしまい、周りが見えなくなってしまいます。崖からの転落や、ものを落として慌てて拾おうとしたり、カメラを落としたり。山ではアクションの一つ一つを慎重にしなくてはいけませんので、撮影は二の次三の次と考えて、撮影前にまずは落ち着いて、安全確認をしましょう。

登山カメラ

登山に最適なカメラ機能は?

◉ 防塵・防滴機能がついているもの

 

デジカメは精密機器なので水濡れやほこりに弱いです。突然の雨や霧などカメラが濡れてしまう場面は度々あります。また山は砂ぼこりもすごいですね。水濡れやほこりはカメラのトラブルに繋がり、高額な修理費用がかかってしまいます。本体にゴムシーリングが施された防塵防滴機能がついているものを選びましょう。

 

◉ 耐低温、耐衝撃性能のもの

 

冬場など気温が氷点下になる場合はカメラの動作が止まることがあります。冬も登山をするならマイナス10℃の環境でも動作するなど、耐低温性能があるものを選びましょう。また岩場にぶつけたりするリスクもあるので耐衝撃性能もあるとベストですね。

 

◉ 軽量であること

 

重たいものを持って山に登るわけですから、少しでも体力は残しておきたいですね。重たいカメラを持って長時間歩くと肩や首に大きな負担がかかり疲れてしまいます。疲れてくると写真を撮る意欲もなくなってくるし、フラついてきたりケガをするリスクも高まり危険です。一眼レフでも軽量なモデルを選ぶようにしましょう。

 

◉ バッテリー持ちが良いもの

 

コンパクトカメラやミラーレスは液晶画面を見て撮影するものが多いので、バッテリーの消費電力が大きくなり、バッテリーもちは悪くなります。一眼レフなら光学ファインダーを見て撮影するのでバッテリー消費は少なくゆっくりと構図を決めて撮影することができます。

 

◉ ファインダーがついているカメラ

 

液晶画面を見て撮影するコンパクトカメラやミラーレスカメラだと、日光が照りつける山では液晶画面が見えにくいのでファインダー付きのカメラが最適です。

登山カメラ

登山に持っていくならどのカメラ?

◉ スマホ

 

手っ取り早くスマホでいいんじゃないかと思う人もいるでしょう。スマホのカメラ機能も性能が良くなってきているので、きれいに撮影することはできますがおすすめしません。山では緊急時に備えて連絡手段としてスマホのバッテリーは残しておきたいところです。

 

◉ コンパクトデジカメ

 

防塵防滴、耐低温、耐衝撃などの機能を持つタフネス性能のコンパクトカメラがおすすめです。何よりも荷物を軽量化できる点と、小型なのでさっと取り出してポケットに収めることができるのは登山に持っていくカメラとしてはもっとも携帯性に優れます。画質よりも機動力重視の人におすすめします。

 

◉ ミラーレスカメラ

 

画質や撮影に重点をおきたい人はレンズ交換ができる軽量のミラーレスカメラがおすすめです。広角レンズでダイナミックな景色を撮ったり、星空を撮影したり、お花のマクロ撮影など作品作りをしたい人に向いています。コンパクトカメラと同様、バッテリーもちは悪いので予備のバッテリーは必須です。

 

◉ 一眼レフ

 

ミラーレスカメラと同様、作品作りをしたい人に向いています。ミラーレスと違ってバッテリーもちは良いので、じっくりと構図を決めて撮影したい人に向いています。野鳥や動物など動きものを撮影する人にも向いています。ただしボディ、レンズともに重量があり大きくなるので荷物が増えてしまいます。

登山におすすめのカメラ

【オリンパス Tough TG-6】

 

防水性能15m、防塵、耐衝撃2.1m、耐荷重100Kgf、耐低温−10℃のタフ性能。最強のフィールドカメラ。グローブを装着したままでも操作がしやすくなっています。山登りはこのカメラを持っている人が多いですね。コンパクトで携帯性も良く、ポケットに入ります。

 

【オリンパス OM-D E-M5 Mark III】

 

防塵・防滴・耐低温。約414gと軽量コンパクトなミラーレスカメラ。センサーのフィルターを振動させてゴミやほこりを除去する機能SSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)を搭載。ゴミやほこりが写真に写り込んでしまうトラブルを低減してくれます。

 

【リコー PENTAX K-70】

お手頃価格のエントリーモデルながら防塵・防滴・耐低温の性能を搭載。小型ボディの一眼レフカメラです。バッテリーもちが良いので移動距離の長い山行に向いています。日光の強い山でも画面を見やすく調整できる「アウトドアモニター」を搭載。別売のGPSユニットを装着すると赤道儀を使わなくても天体追尾撮影が可能です。

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